数理情報第3研輪講
日時 |
2013年10月2日(水), 15:00〜17:00. |
場所 |
東京大学 工学部6号館 238号室. |
講演者 |
相本 佳史 (M2) |
題目 |
変分構造に基づく不連続Galerkin法 |
概要 |
微分方程式に対する特殊な数値解法のひとつに「構造保存型数値解法」がある. これは連続系において微分方程式が持つ何らかの構造を離散系でも再現する数値解法である. 構造保存解法のひとつに「離散変分導関数法」があり, この手法の特徴として離散化後の世界でも変分構造を保持している. 一方, 不連続Galerkin 法という手法が存在し, 試行関数および試験関数を不連続な関数で構成することが特徴である. この手法は有限要素法の拡張手法のひとつとされる. 本発表ではいくつかの方程式に対して変分構造保存型不連続Galerkin法を用いたスキームを導出し, 数値例を紹介する. そして, 修論へ向けて解決すべき研究課題を挙げる. |