数理情報第3研輪講
日時 |
2012年6月26日(火), 17:00〜19:00. |
場所 |
東京大学 工学部6号館 235号室. |
講演者 |
渚 有瓶(M1) |
題目 |
自然言語処理:文構造の分析について |
概要 |
本発表では言語処理における文構造の分析方法について扱う。 ある文章において、その文章中に出現する各単語についてその意味と品詞が与えられていてもその文章の意味を理解することはできない。文章の主語、述語、修飾―被修飾の関係等の文構造を決定することは非常に重要である。しかしながら、「可能な文章」の数には限りがないのに対してそれらの構造を分析して意味を発見するためには有限のプログラムしか書くことができない。 本発表では無限に存在しうる文の構造を記述するために形式文法をどのように考えるかという問題と、構文解析機を用いて文の構造を構文木で表現する手法について発表する。 |