数理情報第3研輪講

日時
2011年5月31日(火), 17:00〜19:00.
場所
東京大学 工学部6号館 235号室.
講演者
範 天一(M2)
題目
離散ブリーザーを記述するモデル方程式の導出と数値計算
概要

FPU格子系に離散ブリーザーの存在を発見するのは1980年代である. それは格子の間にエネルギーの分配と伝達に重要な役割をするために、最近注目されている. 離散ブリーザーを記述する方程式は全エネルギー保存という性質を持っている. 本発表では,この方程式の導出から始まり,離散変分法を用いて差分スキームを構成し、数値計算を行う.

参考文献

[1]Bao-Feng Feng, Yusuke Doi and Takuji Kawahara, A regularized model equation for discrete breathers in anharmonic lattices with symmetric nearest-neighbor potentials , Physica D, Vol.204, 2006, pp.33-41.
[2]植田健太, 非線形格子上の離散ブリーザーを記述するモデル方程式の差分スキームの構成と解析.

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