数理情報第3研輪講
日時 |
2011年5月10日(火), 17:00〜19:00. |
場所 |
東京大学 工学部6号館 235号室. |
講演者 |
江本 健斗 (助教) |
題目 |
準同型に基づくスケルトン並列プログラミング |
概要 |
並列プログラミングは一般に難しく,そこそこ効率のよい並列プログラムを容易に得るためのプログラミング手法の研究が盛んに行われている. スケルトン並列プログラミングは, 並列プログラムの基本構成単位としてスケルトンと呼ばれる並列計算パタンを用いることで, 並列プログラミングの困難を解消しようとする枠組みである. 我々は,入力データ構造を代数系として捉え, そこからの準同型射をスケルトンの基礎として用いる, スケルトン並列プログラミングを研究してきた. この結果,機械的・自動的な並列プログラムの開発・導出が可能となった. 本発表では,準同型をスケルトンの基礎に用いることの基本的なアイデアから非自明な問題への応用までを簡単に紹介する. |