数理情報第3研輪講
日時 |
2010年10月7日(木), 10:00〜12:00. |
場所 |
東京大学 工学部6号館 235号室. |
講演者 |
鵜島 崇 (M2) |
題目 |
Ganelius標本点を用いた関数近似公式とその常微分方程式への応用(研究紹介) |
概要 |
文献[1]において,Hardy空間に属する関数に対する,区間(-1,1)における新たな不定積分公式が提案されている.この不定積分公式は,関数の標本点を等間隔にとってくるのではなく,Ganelius標本点を用いて求めており,従来のSincタイプの不定積分公式よりも,収束の速さが指数関数の肩において√2だけ改善していることが理論的・数値的に示されている. |
参考文献 |
[1] A. P. Jang and S. Haber: Numerical indefinite integration of functions with singularities. Math. Comp., 233 (2001), pp. 205-221. |