数理情報第3研輪講
日時 |
2009年11月17日(火), 16:30〜18:30. |
場所 |
東京大学 工学部6号館 238号室. |
講演者 |
稲垣 和久 (M2) |
題目 |
Yet another note on Haselgrove's method for numerical integration (研究紹介) |
概要 |
s次元単位超立方体上の数値積分法にHaselgrove法がある.杉原・室田は,Haselgrove法に重み関数w_q(x)=A_qx^q(1-x)^qを用いることで,ある関数族に対してHaselgrove法がO(N^(-q))(N: サンプル数)の速さで収束することを理
論的に証明した[1].
一方,海野は真の収束速度はO(N^(-q-1))であり,その理論的証明を与えたと主張していた[2].しかしながら,海野の証明は,数学的に厳密性を欠くものであった. |
参考文献 |
[1] M. Sugihara and K. Murota: A note on Haselgrove's method for numerical integration, Math. Comp., 39 (1982), pp. 549-554. |