数理情報第3研輪講
日時 |
2009年6月9日(火), 15:00〜17:00. |
場所 |
東京大学 工学部6号館 235号室. |
講演者 |
鳥居 栄太郎(M2) |
題目 |
Ginzburg-Landau方程式に対する線形散逸スキームの数値実験例(研究紹介) |
概要 |
超伝導現象をモデル化した方程式としてGinzburg-Landau方程式(GL方程式)が知られている.この方程式は、元の物理現象が持つ性質であるエネルギー散逸性を持っている.そのため,GL方程式を数値的に解く際にもエネルギー散逸性を保った解法を用いるのが望ましい.守[3]ではGL方程式に対して,エネルギー散逸性を保つ有限要素スキームを提案しているが,GL方程式の高次項に由来する非線形項のため,長時間の計算を要する. |
参考文献 |
[1] 永芳洋. ギンツブルグ・ランダウ方程式に現れる渦糸解の研究.龍谷大学大学院理工学研究科数理情報学専攻修士論文, 1999. |