数理情報第3研輪講
日時 |
2008年7月29日(火), 16:30-18:30. |
場所 |
東京大学 工学部6号館 235号室. |
講演者 |
見並 良治(M1) |
題目 |
差分方程式の超離散化(文献紹介) |
概要 |
超離散化[1]とは,極限操作によって連続的な方程式から従属変数が離散的な値をとる方程式(セルオートマトン)を得る操作である. この超離散化の手法は,ソリトンに代表される可積分な微分方程式において,解の性質を保存したまま解析的にセルオートマトンに移行する手法として提案された.本発表では,差分方程式の超離散化の手法や性質,およびその基礎となるmax-plus代数について紹介する. |
参考文献 |
[1] 広田良吾,高橋大輔: 差分と超離散, 共立出版(2003). |