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googleカレンダーに予定を一括登録する方法

googleカレンダーに,毎週ある予定などを書き込むとき,ひとつのやり方は

  1. まず最初の週の予定を普通に登録する
  2. 次に,その登録した予定を「予定を編集」で開き,「その他の操作」から「予定を複製」を選択.新しい(複製する)日付を入力する

で,次々と予定を増やしていくことです.

しかし2~3個ならともかく,10個を超える予定をこれで入力するのは骨が折れます.そのときは,次のようにしてCSV形式のファイルから一括登録すると便利です.EXCELを使います.

  1. 次のEXCELシートをダウンロードします:
    google_calender_schedule.xlsx(ダウンロード後,名前は適当に変更してよい)
  2. このEXCELシートを開いて,予定を書き込みます.見れば分かると思いますが,一行だけサンプルの予定を入れてありますのでそれを参考にしてください.EXCELなので,行をコピーして予定を増やすのは簡単です.
  3. すべての予定を書き終えたら,[名前を付けて保存]で「CSV形式(カンマ区切り)」を選択して保存します.
    【重要】CSVファイルは漢字コードUTF-8にする必要があります.お使いの環境で,Shift-JISなどで保存される場合は,エディタ等で一度CSVファイルを開き,エンコードをUTF-8に変更して保存し直してください.
  4. google calenderをウェブで開き,[マイカレンダー]の右側の「▼」印をクリックして[設定]を選択します.
  5. [カレンダーをインポート]を選択し,上で作成したCSVファイルを選択します.マイカレンダーに複数のカレンダーを設定している場合は,どのカレンダーにインポートするかも選択します.最後に[インポート]をクリックします.

これで,指定した予定が一気にカレンダーに書き込まれます.

上ではEXCELを使っていますが,CSVファイルの書き方を知っていれば,テキストエディタで直接CSVファイルを作ることもできます.が,EXCELを使う方がラクでしょう.

なお,上の最後のステップで,「以上の予定をカレンダーに書き込みますか?」などの確認は一切出ないので気を付けてください.一旦読み込んだ予定を取り消すこともできません.CSVファイルの中に一部不正な行があった場合,その行は飛ばされますが,どの行に不正があったかも教えてくれません.ひとつひとつ書き込まれた予定をチェックして,どの予定がスキップされたかを手動で探す必要があります.

また,上で述べたように漢字コードをUTF-8以外にしていると,読み込んだ予定が盛大に文字化けします.そのときは,「一括取り消し」という手順がないので,手動ですべて削除しなければいけません.そのため,一度に登録する予定は10個程度にとどめておくのがお勧めです.100個以上の予定を書き込みたい場合は,手数がかかりますが,いくつかに分割して登録するのがよいでしょう.

このように,いささかインターフェイスに問題はありますが,しかしかなり便利な機能ですので,ぜひ使いこなしてみてください.

英語論文を書くとき

研究をやっていると英語で文章を書くのは避けて通れない道ですが,私が論文を書くときに机の上に広げているものを紹介します.

  1. Cambridge Dictionaries Online: イギリス英語のオンライン英英辞書.
  2. The American Heritage Dictionary: アメリカ英語のオンライン英英辞書.→冊子体の辞書を使っても良いのですが,最近はオンラインで検索した方がずっと速いし,発音も聞けるので,私はこちらを使っています.ちなみに,英和辞典は使わないのもポイントです.英英を使う方が,ついでに英語のrephrasing(ある言い方を,他の英語でどう言い換えればよいか—英会話で詰まったときこのrephraising能力が大きな助けになります) の練習にもなります.(高校生を含めて,ある程度のタイミングで英和辞典は手放すのが良いと私は思います.)
  3. スペースアルクの中の「栄辞郎」: オンラインの英和・和英 翻訳例集です.これはプロの翻訳家たちが集めた翻訳案を単語・熟語・例文ごとにまとめたもので,辞書的に使えますが辞書ではありません.つまり翻訳の精度は必ずしも保証されていません.これの「和英」部分を主に使います.「こんなこと言いたいんだけどどうやって言うのかな」と思ったとき,まずこれで検索して,可能性のありそうな表現をピックアップします.また,何度も同じ表現(形容詞)ばかり使っていて,中学生英語だな,と思ったとき,thesaurus(同異義語集)としても使えます.しかしそれをそのまま鵜呑みにして使ってはダメで,それをさらに上の英英辞書で調べたり,phrase をググってみて,英語圏で使われているかどうか調べてから書き込みます.
  4. “Practical English Usage” (by M. Swan, Oxford, ISBN 0-19-431197-X): これが有名でよく使われる気がしますが,要するに文法書です.文法的な事項で「あれ?これってどう書くのがルールなんだっけ?」と迷ったときは,これをあたります.たとえば “a knife and a fork” と “a knife and fork” のどっちが正しいんだっけ?と迷ったようなときです.(この例自体は,182節の “ellipsis” のところに載っています).この類の本はいっぱい出てるので,丸善や紀伊国屋で実際に眺めてみて,自分が使いやすいものを選べばいいと思います.